[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
迩志神社
にしじんじゃ
兵庫県宍粟市波賀町皆木字宮ノ谷96
|
|
兵庫県宍粟市にある。
中国自動車道山崎I.C.から29号線を
北上して25Kmほどの波賀町皆木に鎮座。
29号線を挟んで、引原川に面し、境内は南西向き。
参拝は、正月四日。
29号線は普通に走行可能だが、
境内は一面、雪に埋もれていた。
鳥居をくぐると、正面に社殿。後方に本殿。
伝説によると、社頭の引原川に宮淵があり、
その水底は、道路下を通って、
本社の下に繋がっているという。
そこには、神使の龍蛇が住んでいるという。
雪が多くて、どこが淵なのか確認できず、
写真が無いのが残念だ。
成務天皇十四年十一月十四日の勧請。
いつの頃からか、伊和大神の眷属神の一つと
考えられていた。
一説には、若螺姫と称し、
伊和大神の妃神であるともいう。
古来より、安産の神として崇敬をあつめているという。
当社社号である「迩志(邇志)」の由来は不明だが、
鎮座地を西谷村と呼んでいたことからという説がある。
若螺姫という名から、螺(巻貝のこと)の神と考えた方が
伝説としては面白いのだが。
拝殿の左手に境内社が二社。
左が山ノ口社で、もう一方が五社。
五社は、村内の未公認神社を合祀したもの。
本殿の屋根に、菊の紋が付けられていたが、
神紋かどうかは不明。
境内 |
社殿 | 社殿 |
境内社二社 | 本殿 |
口碑ニ西谷迩志明神ハ
若螺姫ト称シテ一ノ宮大
明神ノ御妃神ニ座セリ 御社頭ナル宮淵ノ水底ハ 道路ヲ隔テヽ本社ノ下ニ入 リ其深サ知ル者ナシ土人ハ 明神ノ御使ノ龍蛇住メリト テ甚ク怖ルヽナリ 又古ヨリ 姙婦ノ安産ヲ祈レバ霊験 ヲ蒙ルトテ参詣スル者常 ニ多シ 一説ニ当所垣ヶ原 ト云フ所ニ平ナル大キナ 岩アリ此岩ノ上ヘ天下リ被 爲遊シヲ氏神ト奉祀セリ −社殿石碑より− |
【 迩志神社 邇志神社 (波賀町) 】