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六所神社
ろくしょじんじゃ
奈良県山辺郡山添村峯寺字氏神山257

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式内社 大和國添上郡 天乃石吸神社 |
奈良県山添村にある。
山添村役場から西へ5Kmほどの峰寺に鎮座。
布目ダムの南側、氏神山の中腹にあり、
東山郵便局近くから山へ登る道から、
さらに狭い道を入ったところ。
少し薄くなった朱の鳥居の奥には、
高い木々の聳える境内。
境内は、あまり広くは無いけど、
狭さを感じないのは、垣に囲まれていないからだろうか。
拝殿の後方にある巨石の上に、
春日造の美しい本殿がある。
創祀年代は不詳。
明治七年九月の峯寺村の調書によると、
峰寺増益六柱神社と称し、
「祭神不詳」「由緒無之」とされていたが、
昭和になって古記・神鏡・懸佛などが発見され、
六所神社と称するようになったという。
口碑では、もと神体であった岩の上に、
後世、本殿を造営したといい、
本来は社殿を持たず、巨石のみを祀る形態だったのかもしれない。
式内・天乃石吸神社であると考えられている。
本殿が花崗岩の巨石の上に設置されており、
石の上に据えられていることから、
「石スエ」=「石吸」となったとかいう。
祭神は、六所明神の名の由来となった六柱の神で、
饒速日命・天忍穂耳命・天津彦根命・天穂日命・熊野忍踏命・熊野忍隅命。
ただし、当社拝殿には、大山祇命と記されていた。
本殿の屋根に、桐の紋が付いていた。
春日大社との関連を考えると、藤の紋が正しいような気がするが。
本殿の左手に、四つの小さな祠。
杵築神社、宗像神社、水神社、恵比須神社。
その横に、金毘羅大神の石碑がある。
資料によると、境内には、磨崖仏があるらしく、
他に、建武五年の70cmほどの不動明王が有名らしい。
参拝した時には、それを知らなかったので、
金毘羅石碑の後方にある、40cmほどの小さな毘沙門天像の写真だけ。
社頭 |
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境内社 ![]() | 本殿 ![]() |
境内 |
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金毘羅大神 ![]() | 石に刻まれた毘沙門天像 ![]() | 毘沙門天像 ![]() |
