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瀧浪神社
たきなみじんじゃ
石川県小松市大野町イキツキ5−7・6−3

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石川県小松市にある。
JR北陸本線小松駅の南東に5Kmほどの大野町に鎮座。
小松駅から360号線を東へ2Kmほど進み、南下して3Km。
道路の西側に、木々の少ない小さな境内があり、
境内入口は東向き、社殿も東向き。
境内に入ると、境内背後の丘の斜面に社殿があるので、階段を上る。
境内には木は少ないが、背後の丘は鬱蒼としていた。
丘に登ってみようと、社殿の裏側へまわってみたが、裏は崖。
仕方ないので諦めた。
天気が良くて、スッキリと晴れ、
青空の下、丘に登って見渡したかったのだが。
創祀年代は不詳。
滝宮とも称する神社で、
式内社・多伎奈彌神社の論社の一つ。
当初は、橋爪谷に鎮座していたが、
明治37年、農地整備の区画にあたり、
許可を得て、現社地の裏山へ遷座したという。
その後、山上の社殿が、参拝に不便であるため、
昭和17年に現社地へ、再度の遷座。
ということは、丘に登れば古社地の痕跡があったかもしれない。
(なかったかもしれないが)
祭神は、多幾里比咩命と天照皇大神だが、
天照皇大神は、明治41年に合祀した笠縫神社の祭神。
境内右手の神馬像には、梅鉢の紋が付けられていた。
前田利常の崇敬を受けていたらしいので、
前田家の家紋を使用しているのかもしれない。
社殿の横に境内社らしき小屋があり、
小屋の前には燈籠も置かれていたが、
『式内社調査報告』には、境内社の記述がなく、
「旗木小屋五坪」と書かれている。
『石川県神社誌』には、その小屋の記述もない。
単なる小屋には見えないんだけどなぁ。
社頭 |
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境内 ![]() | 神馬像 ![]() |
社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
社号標 ![]() | 本殿覆屋 ![]() | 境内社か旗木小屋か ![]() |
延喜式所載の多伎奈弥神社と伝え、滝宮と
も称し、醍醐天皇延喜十一年従四位下を授けられる(日
本記略)寛永中前田利常公の小松城に入るに及び厚く
当社を崇敬し祀堂を建立する。明治四十一年三月十三
日笠縫神社(橋爪谷六番地)を滝浪神社へ合祀する。
明治三十九年二月二十九日神饌幣帛料供進神社に指
定になる。昭和十七年十一月二十八日本殿幣殿拝殿を
現社地に改築する。 −『石川県神社誌』− |
【 滝浪神社 瀧浪神社 (小松市) 】
