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御方神社
みかたじんじゃ
福井県三方上中郡若狭町三方21−1

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福井県若狭町、三方湖の東に鎮座している。
三方駅から北へ500mの観音前交差点から東へ、
三方石観世音方向へ入った所に境内入口がある。
観音が名所なのだろう、周囲は観音色一色だが、
赤い欄干の橋を渡り、階段を登ると静かな境内。
創祀年代や由緒の詳細は不明。
古くは「明神社」「郡神明神」とも呼ばれていた。
現在の主祭神は、櫛御方命。
名前に「御方」とあることから採用されたようだが、
社名の「御方」は、三方湖に由来しているのは明らかで、
当地と何の関連も無い櫛御方命を祭神としているのは疑問。
『若狭国志』では祭神不詳。
『神祇志料』『大日本史』では天日槍命となっている。
ただし、これにも確たる根拠はないらしい。
三方は、「美しい潟」だというのが通説。
ならば、三方湖の神を祀った神社なのだろう。
拝殿の後ろの覆屋の中に、本殿が2つ並んでいる。
どちらが主祭神を祀っているものかは不明。
『平成祭データ』には、境内社として神明神社が記載されており、
『福井県神社誌』には、神明社・大神宮社・山神社の名がある。
境内には、他に小祠が一つあった。
二つの本殿の扉には菊紋。屋根には菊と片喰の紋が付けられているが、
『福井県神社誌』には、当社の神紋は「丸に違い矢」と記されている。
境内入口 ![]() | 参道 ![]() | 境内社 ![]() |
境内 |
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拝殿 ![]() | 覆屋の中に本殿 ![]() |
2つ並んだ本殿 |
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【 御方神社 (若狭町) 】
