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白山神社
はくさんじんじゃ
福井県鯖江市米岡町1−18

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福井県鯖江市にある。
北陸本線・北鯖江駅から北西へ3Km、
福井鉄道・神明駅から北西へ2Kmほどの米岡町に鎮座。
日野川の支流、浅水川の北側、経ケ岳の南麓に境内がある。
境内入口は南側。
道に面して鳥居が建ち、
左手に「村社 白山神社」と刻まれた社号標。
参道を進むと、二本の背の高い木の間を通り、
境内に、もう一つの鳥居。
参拝したのは、GWの早朝。小雨の中。
というわけで、写真は全体に暗めになってしまった。
砂地の境内にも、アチコチと水溜りが残っている感じ。
普段は境内の端まで歩き回るのだが、
参道の敷石を外れると靴底がドロドロになるので
まっすぐに社殿に向う。
で、当社の社殿だが、近代的なコンクリート造。
一般に、コンクリート造の社殿でも
形式は古式なのだが、ここは完全に近代建築で陸屋根造。
福井市の中心にある福井神社もそんな社殿だった。
なにか関係があるのだろうか。
かなり特徴的で、人によっては反感を抱くかも。
僕個人としては、これもアリ。
信仰の場という機能を、現代的に表現した場合の
一つの到達点であるような気もする。
人工的な洞窟を再現していると思えば。
創祀年代は、不詳。
当社の東方に、昔、琵琶山という小山があったそうで、
その琵琶山の神霊を祀ったものという。
昔は、栗材柱・茅葺であったが、
宝永二年(1705)吉江藩廃藩の際に
館の屋根瓦が寄進され、瓦葺となった。
その後、老朽化したので
昭和四十八年十二月二十二日、
現在の床高陸屋根鉄筋コンクリート造に改築された。
旧岩切神社(磐長姫命)を東宮として
旧水天宮(天御中主命)を西宮として合祀。
式内社・長岡神社の論社だが、
鎮座地名が、米岡だという理由であるとか。
参道脇の手水鉢に、輪宝紋が鮮やかに描かれていた。
もちろん社殿前に神馬像にも。
なにもかも、明確な神社。
そんな印象を受けた。
境内入口の鳥居 ![]() | 境内の鳥居 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
