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古麻志比古神社
こましひこじんじゃ
石川県珠洲市若山町字経念12−32

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式内社 能登國珠洲郡 古麻志比古神社 |
能登半島の珠洲市にある。
JR珠洲駅の北西3Kmほどの経念に鎮座。
249号線の北側に参道入口があり、参道を北へ入ると、
背の高い木々の茂る境内の前に、両部鳥居。
階段を登ると境内だが、左手に境内社・少名彦社がある。
少名彦社の前に石碑が立っており、
「少名彦之神 はしかみさま」と刻まれている。
「はしかみ」は箸神と書くようで、歯痛に悩む人のための神。
境内の奥に拝殿があり、拝殿の後方に、
三棟造の本殿がある。
社伝によると、崇神天皇の御代の創祀。
欽明天皇貴楽二年、元正天皇養老元年、
後冷泉院康平四年、後二条院伝治元年と再興されたらしいが、
天正年間、上杉謙信による兵火にかかり古記録等を焼失。
「古麻志比古」の社名は、古麻志比古という祭神を祀るものではなく、
鎮座地周辺が、かって「胡麻志」と呼ばれていたため、
地名を人格化したとする説がある。
また、高麗(こま)系の渡来人の祖神とする説もある。
さらに、朝鮮半島にある、熊が呪術的修行によって
天神の子を産むという信仰から、熊霊=コモスに由来するという説も。
これは、出雲における神魂(カモス)の神と同根とするもの。
日本海沿岸の信仰の古形を示唆していて面白い説だ。
参拝を終え、車に戻ったところ、
近所の方が、近づいてきたので、イロイロとお話をうかがった。
この後に参拝予定の神社までの近道を教えてもらったのだが、
覚えられずに、その後、道に迷った。
社号標 ![]() | 鳥居 ![]() | 社殿扁額 ![]() |
境内 |
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少名彦社(はしかみさま) ![]() | 社殿 ![]() |
拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
【 古麻志比古神社 (珠洲市) 】
