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櫛田神社
くしだじんじゃ
富山県射水市串田字大沢6838

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式内社 越中國射水郡 櫛田神社 |
富山県射水市にある。
越中大門駅の南6Kmの串田に鎮座。
境内入口から、200mほどの巨木の多い参道。
突き当たりの階段を登ると、正面に社殿がある。
境内には、いくつかの建物がある。
社宝殿や参集殿だと思うが、それぞれに名前が付いていた。
「堅香子殿」「奈良比丘殿」「古能久礼殿」。
古能久礼とは、射水郡南部の丘陵地・大沢山の古称。
創祀年代は不詳だが、
一説には大同二年の勧請という。
昔、串田と円池の間に大きな池があり大蛇が住んでおり、
村人を呑み込んで、村人を苦しめていた。
ある日、田植えをしていた女を呑んだ時に
女の櫛が咽につまり、大蛇は死んでしまった。
村人は、その櫛と女を祀って、社を立てたという伝説がある。
また、別の伝説では、
大蛇が、女がさしていた櫛を見て恐れて逃げたとする。
主祭神は、武素盞嗚尊と櫛稻田姫命。
祭神が多いのは、昭和五年に10社を合祀したため。
祭神の異説として、『越中國式内等舊社記』に、
大若子命とある。
大若子命は別名を大幡主大神といい、
筑前・櫛田神社の主祭神。
当社との関係は不明。
神紋は、「剣に櫛抱き」。
一本の剣を、櫛が抱いた形。
祭神・武素盞嗚尊を、祭神・櫛稻田姫命が抱き包んだ形だろうか。
社号標 ![]() | 参道入口 ![]() | 参道の神馬像に神紋 ![]() |
境内 |
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階段上の境内 ![]() | 拝殿 ![]() |
本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
堅香子殿 ![]() | 境内社 ![]() |
奈良比丘殿 ![]() | 古能久礼殿 ![]() |
由緒略記 本社は 武素盞嗚尊 櫛稲田姫命を 主祭神に天照皇大神 少彦名命 豊玉姫命 底筒男命 八幡大神 天満天神を合祀しております。 仲哀天皇の御代武内宿禰が創祀し 六國史延喜式神名帳に記載された 古社であります 農耕水利植林を 始め家内安全夫婦和合疫病拂の 霊験著しく広く崇められております 春秋例祭 四月十日 九月十日 祈年祭 二月二十二日 新嘗祭 十一月二十四日 −参道案内板− |
【 櫛田神社 (射水市) 】
