![]() |
|
|
川中神社
かわなかじんじゃ
福井県三方上中郡若狭町気山228−4

|
||
式内社 若狭國三方郡 於世神社 |
福井県若狭町にある。
気山駅の南1Kmほどの道路脇に鎮座。
道路に平行に境内があり、境内には覆屋の中に本殿のみ。
その覆屋の正面に塚のようなものがあり、
道路と境内を分けている。
なにか意味がありそうな塚だと思ったが、詳細は不明。
単に、土を盛っているだけかもしれない。(多分、意味は無い)
ただ、道路脇にあるにも関わらず、孤高感を感じる神社。
参拝は、そろそろ夕方になる頃。
参拝客が多い神社ではないと思うが、
覆屋には灯りが灯っていた。
大切に祀られているのだろう。少し和む。
創祀年代は不詳。
通称は、権現さま。
昔は川中権現、川崎権現と称されたらしい。
明治四十一年、境内社稲荷神社を合祀。
当社の餅撒神事は有名らしい。
『式内社調査報告』には、式内・於世神社の参考として記載されていた。
論社ではなく、参考。
当社の北2Kmに宇波西神社があり、「うはせ」と読み、
あるいは、「をせ」とも称される。
式内・於世神社の読みも、「をせ」「うはせ」の説があり、
宇波西神社と同神だと考えられている。
つまり、延喜式には、宇波西と於世の2つの同神を祀る神社が存在。
『若狭国神名帳』には、従二位於瀬大明神、正五位於瀬明神とあり、
前者が、式内・於世神社、後者が当社・川中神社と認められているらしいので、
一般には論社ではなく、参考社ということになっている。
ただし特撰神明牒などでは式内社に比定されているらしい。
道路脇に鳥居 ![]() | 社殿 ![]() |
本殿 |
![]() |
社殿正面にある塚? ![]() | 裏参道の鳥居 ![]() |
【 川中神社 (若狭町) 】
