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曾尾神社
そびじんじゃ
福井県小浜市栗田宮側30−19,20
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式内社 若狭國遠敷郡 曾尾神社 |
福井県小浜市にある。
東小浜駅の北2Kmほどの粟田に鎮座。
道路から少し登ると、鳥居がある。
鳥居をくぐり、参道の階段の上が境内。
拝殿が境内の端にあり、その奥、に本殿。
境内の右下に、三角形の磐座が祀られている。
延喜五年(905)乙丑の創立。
人皇第44代元正天皇の御代、養老年中。
若狭國按察使藤原御楯朝臣が、当地に居住し、
粟田保の峯に氏神の小社を祀り、守護神としたのが始め。
應永年中、三十八所の神々を勧請し、
曾尾三十八所蔵王大権現とも称していた。
境内左に、境内社が二つ。
蛭子神社(事代主神)と瘡神社(大己貴命)。
どちらがどちらか確認できていないが、
右の大きい方に、三柏の紋が付いていたので、
多分、右が蛭子神社だと思う。
『近江・若狭・越前 寺院神社大事典』では、
当社祭神は恵比寿(蛭子)となっており、西之神と称していたとあるが、
それは、この境内社のことだと思う。
昭和二十二年の神社明細書には、境内社に西神大神宮とある。
境内入口 | 参道 | 参道 |
階段上に社殿 | 社殿 |
拝殿下に磐座 |
境内社、右の大きい方が蛭子だと思う | 本殿 |
曾尾神社
祭神恵美須、旧村社。「延喜式」神名帳の遠敷
郡「曾尾神杜」に比定される。通称西之神といい、
別当羽賀寺(現小浜市)の「羽賀寺年中行事」によ
れば、西之神の本地は蛭児皇子で、恵比須三郎
殿であり、また澳夷と号する。創建以来何年
かは不明であるが、古い記録があるという。慶
長二年(一五九七)九月二七日の棟札に恵比須殿
宝倉が前年の大雪で破壊転倒し、氏子らにより
再建されたとある。現在の社殿は江戸末期のも
の。もと山の中腹にあったと伝える。拝殿の右
側下に三角形の磐座があり、原始信仰をしのば
せる。−『近江・若狭・越前 寺院神社大事典』− |
【 曽尾神社 曾尾神社 (小浜市) 】