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櫛比神社
くしひじんじゃ
石川県輪島市門前町門前1−甲1
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石川県の門前町(現輪島市)にある。
有名な総持寺の北、ちょっとした丘の上に境内がある。
門前町は、その総持寺の門前町なのだ。
道路に面して境内入口の鳥居が立ち、階段を上ると境内。
参道を左へ曲がると正面に社殿がある。
拝殿も前には、頭部の大きな石の狛犬。
拝殿には、巴の紋を染めた幕がかかっており、
屋根の上にも、金の巴紋。
拝殿の後方に本殿があり、本殿の横に、赤い鳥居の境内社。
社伝によると、平城天皇の大同二年、空海がこの地に来て、
諸岡比古神社の地に、七堂伽藍を創建し、
諸岳寺と号し、神社を守護したという。
その後、諸岳寺は総持寺と名を変え、
諸岡比古神社を、総持寺の鎮守十二所権現と同殿としたという。
というわけで、式内社・諸岡比古神社の論社の一つ。
当社の特殊神事を、「万歳楽土祭」という。
二月十二日に行われ、「マンザイラクトウ」と合唱しながら、
囃子にのって舞い踊るという。
階段を上った突き当たりと、本殿の横に境内社がある。
それぞれの名前はわからないが、
『式内社調査報告』『石川県神社誌』には、事比羅神社とあり、
『平成祭データ』には、菅原神社とある。
境内 |
境内入口 | 本殿と境内社 | もう一つの境内社 |
門前町指定無形民俗文化財第二号
毎年二月十二日櫛比神社において執行
される古式の行事である。名称 万歳楽土祭 遠く室町時代より伝承されたという。 鬼屋神明社の「ぞんべら祭り」と一連 の行事であって年の初めに当り五穀豊 饒家内安全の強い願をこめた農民 の素朴な祭りであって特殊な田 楽形式が継承されている。 −境内案内板より− |
【 櫛比神社 (輪島市) 】