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金劔神社
きんつるぎじんじゃ
福井県福井市江上町60−1
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福井県福井市にある。
福井駅から北西に10Kmほどの江上町に鎮座。
416号線を進み、九頭竜川を西に渡って大安寺温泉の近く。
九頭竜川と日野川が合流する場所。
416号線が、新旧分離している箇所を
西側へ進むと、道のそば、東向きに鳥居が立っている。
鳥居をくぐるとすぐに丘があるのだが
左手に、回り込むように狭い階段がある。
その階段を上っていくと、分岐点。
左右に鳥居が立っているが、右手(北側)が境内。
境内に入ると、道路からは想像も出来ない広さ。
境内の北側隅に、社殿がある。
社殿の右手前に、小さな祠の境内社、
社殿の左手に、東を向いて意加美神社がある。
参拝は、ゴールデンウィークの早朝。
朝日に照らされて鳥居も輝いていたのだが、
境内は、まだまだ暗い。
木々の間から差し込む陽射しで社殿は斑文様になる。
創祀年代は不詳。
主祭神は、迩迩藝命だが、級長津彦命とする説もある。
『越前国名蹟考』などによると、
式内社・意加美神社は、当社のことであるという。
当初、意加美神を祀っていたが、後、金剱神をも祀ったところ
金剱神の方が盛大になったため、
現在は、境内に別殿として、意加美神社を祀るようになったという。
よって、当社および境内社の意加美神社が
式内社・意加美神社の論社となっているようだ。
意加美神社の本来の祭神は、意加美神。
水神・龍神・水を司どる神として知られる神だが、
転じて、越前の治水に功績のあった袁本抒命(継体天皇)を祀るようになった。
ただし、資料によっては伊邪那美命を祭神とし、
鎌倉時代の十一面観音木像を御神体としているらしい。
参道を登って、右手の鳥居をくぐると境内だが、
左手の鳥居をくぐって進むと、石祠が二つ祀られている。
当社の境内社は、意加美神社と神明社があるはずだが、
社殿の前の祠が神明社だろうか、
それともこの石祠の一つが神明社だろうか。
社号標と手水舎 | 参道階段 | 鳥居 |
境内 |
社殿、左手の社殿が意加美神社 |
本殿 | 社殿 |
意加美神社 |
境内社 | 石の祠 |