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佐佐牟志神社
ささむしじんじゃ
福井県丹生郡越前町佐々生30−1

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福井県の越前町にある。
鯖江駅の西、直線で6Kmほどの佐々生に鎮座。
三床山(334.9m)の北西麓、
和田川のそばにある小山全体が境内。
赤い欄干の橋のそばに、境内入口があり、
階段の脇には、「式内 佐佐牟志神社」と刻まれた社号標。
階段を上ると鳥居があり、
木々の茂る、良い雰囲気の境内。
境内中央に参道があり、参道の正面に社殿。
参道の左手に手水舎があり、右手に境内社の祠が一つ。
参道を歩き、数段の階段を上ると拝殿。
拝殿の後方に本殿がある。
拝殿には、龍を彫刻した扁額が掲げられているが、
龍の手には、龍玉のかわりに三つ巴。
当社の神紋だろうか。
創祀年代は不詳。
越前惣神分に正五位佐々牟志神とある古社。
佐々虫大明神とも称し、中古、八幡宮とも称していた。
往古は三床山山頂に鎮座していたが
弘仁十三年(822)、領主宮川出雲守要光によって
佐々生村内に壮麗な社殿が建立され、遷座。
保元・平治の乱に出雲守が破れ、滅亡したため
当社も衰微。
その後、大野藩主により社領が寄進され
さらに天正十一年(1583)秀吉による庇護により
社運を盛り返した。
明治四十二年十二月一六日、
周囲の無格社を合祀し、
社殿を現在地に移築した。
式内社・佐佐牟志神社四座に比定されている神社。
「佐佐牟志」に関しては、「小虫」の当て字だと考えられている。
が、丹生郡には大虫神社、小虫神社という
別の式内社がちゃんと存在する。
当て字にする必要があったのだろうか。
参道右手の境内社は、社名は未確認だが、
屋根の瓦に梅鉢紋が刻まれているので天満宮だろうか。
社殿の右手に赤い境内社。
扁額には稲荷神社とあるが、脇に八幡宮という名も付けられているので
八幡宮も合祀されているのだろう。
社殿の左には二つの祠の境内社。
左の小さいものは祖霊社。
右の大きなものには、明治に合祀された以下の神社が合祀されている。
大俣彦神社(弁天様、字角田鎮座)、道祖神社(おんどう様、字小北鎮座)、
少彦名神社(お薬師さん、字西下出鎮座、)少彦名神社(字殿ノ下鎮座、)、
猿田彦神社(字紐瀬鎮座)、大神神社(字漆本鎮座)。
社域の丘 ![]() | 鳥居 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 参道の境内社 ![]() |
社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
拝殿扁額の龍 |
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社殿左の境内社 ![]() | 本殿と右の境内社 ![]() |
