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日宮神社
ひのみやじんじゃ
富山県氷見市中央町2−47

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富山県氷見市にある。
氷見駅の北1.5Kmほど、氷見市役所の北100mほどの中央町に鎮座。
415号線に面して東向きに境内入口がある。
入口右手には「日宮神社」と刻まれた社号標。
参道を進むと石の鳥居が立っており、
鳥居をくぐると右手に漆黒の神馬像。腹に桜の紋が美しい。
参道左手には倉が並んでおり神輿が納められているのだろうか。
さらに参道を進むと正面に美しい朱の拝殿。
ただ、参拝が早朝だったためか、拝殿の黒い扉が閉じられていた。
『全国神社名鑑』の写真では、扉が開放されているので
日中であれば別の姿が見られるのかもしれない。
だが、個人的にはこの黒い扉がエキゾチックな雰囲気で良い感じ。
拝殿の後方、少し離れた場所に入母屋造の本殿は、
朝日を浴びて輝いていた。
まさしく日出を見る日見(氷見)の地に鎮座する日宮神社の本殿。
鳥除けのためか、黒い網で保護されており、
忍者のようだなぁ、と思いながら参拝。
社伝によると天長五年(828)二月の勧請という古社。
神霊に玉・鏡・剣を祀る。
此の地は古く、比美の江と呼ばれた名所で、
万葉集に大友家持が「比美乃江過弖多古能之麻・・・」と歌った地。
潮頭日出を見るがゆえに、日見と称して天照大神を祀ったという。
享和三年(1803)正一位に叙され、
以来、氷見町の産土神として崇敬されている神社。
いつの頃か確認できなかったが、
北野神社、神明社、八坂神社が相殿に配祀されている。
明治六年郷社に列し、昭和十三年氷見町大火により焼失。
その後、中町の市姫社、秋葉社、本川の愛宕社が合祀され、
昭和四十六年、現在の社殿が再建された。
祇園祭には三基の神輿を中心に太鼓吹振りの供奉があるらしい。
当社の神紋は桜紋。
神馬像や社殿の屋根に桜紋が付けられている。
拝殿の左手前には琴平社(大物主命 崇徳天皇)が祀られている。
境内入口 |
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鳥居 ![]() | 神馬像に桜紋 ![]() |
参道 |
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琴平社 ![]() | 拝殿 ![]() |
境内 |
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拝殿後方に本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿 |
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正一位日宮神社由緒沿革
本社は天長五年二月の勧請なり、比地は古く比
美の江の名所にして蒼海に面し潮頭日出を見るが故
に日見と称し本社をも日宮と称せり。享和三年六月十一日、正一位宣下奏を以って被援 初許位記旨口宣案是より日宮神社と称せり、明治六 年八月郷社に列し、明治四十年幣帛供進社に指定せ らる。昭和四十六年十月拝殿の竣工を見る。 古来北六町の氏神と崇敬され、永禄年中、阿尾城 主菊地入道の祈願所となっていたと伝え、太刀一振 寄進さる。寛延三年に本殿が造営され、文政十三年 に神輿庫が造営されている。昭和十三年氷見町大火 後、中町の市姫社、秋葉社、本川の愛宕社が昭和十 四年相殿に合祀された。 (旧社格 郷社) −境内石碑(原文ママ)− |
