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大幡神杉伊豆牟比咩神社
おおはたかむすぎいすむひめじんじゃ
石川県輪島市三井町本江ヌ46

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式内社 能登國鳳至郡 神杉伊豆牟比咩神社 |
能登の輪島市にある。
輪島市中心部から南へ7Kmほどの本江に鎮座。
周囲からは木々の鬱蒼とした神域に見えるが、
鳥居をくぐると、外から見たよりも明るい境内だ。
いくつかの狛犬がるが、なかにシーサーのような狛犬があった。
阿形の方は『みどりのマキバオー』のようだった。
参道の先に、大きな拝殿があり、
その後方、丘の斜面を利用して、
少し高い位置に本殿を納めた覆屋がある。
創祀年代は不詳。
もとは、現社地の東方にある仁行地区の山中にある奥長瀬の
カミヤシロという場所にあったらしいが、
いつの頃か、三井郷の中心部である本江へ遷座。
おそらく、山中の神杉に祀られていたのだろうと考えられている。
社名の「神杉伊豆牟」は、神杉を斎き祀るという意味らしい。
とすると、神杉を奉祭する巫女を祀った神社ということだろうか。
伝承によると、上古、猿鬼と呼ばれる凶賊が人畜に危害を加えていた時、
能登一ノ宮の気多大明神を将軍とし、三井の神杉姫を副将軍として
猿鬼を退治したと言われており、能登における重要な神であったことがわかる。
祭神は足摩乳命・奇稲田姫命。
上記の伝承により、気多大明神(大己貴命)の后とされている。
明治六年に、石川県より大幡神社と改称させられたが、
昭和三十九年に神社本庁の承認によって
神杉伊豆牟比咩神社に復称したが、
長年使用していた大幡の文字を冠して現社名となった。
拝殿の屋根に巴紋が付いていたが、神紋だろうか。
境内地は、本江にあるが、
古くから本江と仁行(古社地のあった地区)両地区の入会地で、
両地区の氏神であるらしい。
仁行附近に大畑山という山があるが、
そこが元地と関係あるのだろうか。
社域 |
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狛犬 ![]() | 鳥居 ![]() | マキバオーみたいな狛犬 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
