橘

式内社　隠岐國知夫郡 大山神社 旧村社 御祭神 大山祇命

隠岐島前、知夫里島の南、仁夫里（にぶり）にある。
来居港まで船が入るが、そこから１Ｋｍ陸路で知夫漁港、
更に西へ２Ｋｍ近く歩いて仁夫里。遠い。

知夫里付近で道を訪ねた地元のおじいさんが云うには、
「大山神社は、知夫里と仁夫里にあって、
知夫里のは山奥で、小さな祠があるだけだが、
仁夫里のはちゃんと神社らしくしている」らしい。
知夫里の方は、最近、どうなっているか知らない、
ということで行かなかった。

仁夫海岸から山へ向って川沿いに二筋の道があり、
５００ｍ遡った、その合流地点の民家の裏山。
注意しながら歩いていたが、見過ごして行き過ぎた。

こんもりと繁った木の間に鳥居が見える。
式内社調査報告に記載されておらず、詳細は不明。

神紋は、本殿に付いていた「橘」だと思う。

社伝によると、大宝二年（７０２）九月二十四日、
見越牧の内、坂上大木森たる中に、大山祇命を勧請し
大山大明神と称したという。

仁夫里地区の氏神として崇敬された神社。

式内社・大山神社とする説があるようだが、
『式内社調査報告』には記されておらず、真偽はわからない。

社域

参道鳥居

拝殿

拝殿

拝殿

本殿

本殿

境内社