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爾佐神社
にさじんじゃ
島根県松江市美保関町千酌1061
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島根県美保関から松江へ向かう途中の分岐点で、日本海側へ抜ける。
北浦で左折し千酌の町。
日本海に面した港に鎮座。
創祀年代は不詳。
式内社・尓佐神社に比定されている古社で、
出雲国風土記に「爾佐社」とあり、
爾佐三社と呼ばれている神社。
三社というのは、三柱の祭神を祀るためだろうか。
祭神について出雲国風土記、嶋根郡千酌駅の由来に、
「伊差奈枳の命の御子、都久豆美の命が、この地で生まれなさった。
そうだから当然ツクツミというべきであるが、
今の人は従来どおり千酌(チクミ)と名づけている」
とある。
都久津美神に関しての事績は不詳。
一説には、音の類似からか月読命とする。
相殿の神々は、
氏賀神社の天忍日命、松尾神社の大山咋命、竹生島神社の宇賀命。
境内はきれいに整理されている。となりが学校(幼稚園)。
『神社名鑑』に神紋は扇とあるが、正確には地紙(扇の骨なし)。
本殿の左右に境内社が二つずつ。
左手に、惣御前神社と日吉神社。
右手に、日御碕神社と加茂・新宮神社。
拝殿 |
拝殿 | 拝殿 | 本殿 |
御祓所 | 境内右手に何か祀られている |
惣御前神社 | 日吉神社 | 日御碕神社 | 加茂・新宮神社 |
爾佐神社 旧郷杜 八束郡美保関町千酌ケ浜 山陰本線 松江駅より二粁 祭神 伊弉諾命 伊弉冉命 都久豆美命 例祭 四月三日 神紋 扇 本殿 大社造四坪 境内 六一○坪 末社 四社 氏子 一三○戸 神事と芸能 御田植神事、謡初の神事、やぶさめ神事、角力神事 由緒沿革 延喜式神名帳所載の神社、三社大明神と云う。国司の崇敬あつく毎年馬具と馬を献ぜられて盛大なる祭儀が行われた。その馬具も現在宝物として神社に保存する。 −『神社名鑑』− |
【 爾佐神社 】