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大神神社
おおがじんじゃ
岡山県岡山市中区四御神字土師之森381

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岡山県岡山市にある。
JR東岡山駅の北西2Kmほどの四御前に鎮座。
四御前の集落を地図で見ると、
当社を中心に集落が形成されていることがわかる。
四御前とは、当社祭神四柱のことなのだろう。
また、当社から南へ真っ直ぐの道が延びているが、
以前は、馬場道だったらしい。
写真を見ても分るとおり、参拝は夜明け前。
新年が明けて、二日目の朝。
正月三ケ日は、神社参拝客が多いだろうと考え、
なるべく人ごみを避けたかったので、まだ暗いうちにホテルを出発。
予想以上に道路が空いていたので、
予定時刻より遥かに早く到着してしまった。
しばらく、車の中で待っていたが、待ちきれずに参拝開始。
境内入口は南向き。
鳥居をくぐると、すぐに神門があり、広い境内がある。
神門の正面に社殿。社殿の右手の鳥居は、
境内社・御崎宮のもの。
拝殿の後方に回ると、一段高く、流造の本殿が立っている。
撮影には向かない中途半端な暗さだったため、
ストロボを使用すると、真っ暗になってしまう。
仕方がないので、脇を固めて、何度も撮りなおした。
創祀年代は不詳。
一説に、大神朝臣という人(太田多泥古命の末裔)が、
奈良時代末期に、大和国大三輪神社の分霊を勧請したのが始まりという。
ただし、現在当社は大神と書いて「おおが」と読むらしい。
鎮座地は、昔、土師之森と呼ばれており、
当社は「土師宮」とも称されていた。
古代には、当社の背後の山(惣堂山)上に祀られていたという。
式内社・大神神社四座に比定されている古社。
本殿の屋根に、桐の紋が付けられていたが、
当社の神紋かどうかは未確認。
他に、神紋らしきものは無かったが、
大神(大三輪)からの勧請なので、
ひょっとすると、杉や輪を用いている可能性もある。
境内には、いくつかの境内社が祀られている。
確認したものは、
拝殿の右手の御崎宮(猿田彦命)、稲荷社(倉稲魂神)・八幡社(応神天皇)
左手奥に、柿本神社(事代主命)、木之山神社(祭神不詳、大山祇命)、
天満宮(菅原道眞)。
そのほか、確認できなかったもの、確認し忘れたものがあるが、
『平成祭データ』には以下の社名が記されている。
若宮(太田多泥古命)、宗像神社(三女神)、
梨本神社(味須岐高毘古禰神)。
柿本明神、梨本明神(梨子本)は、
備前国神名帳にも記載されている古社だが、
当社の由緒ある末社。
以前は当社の南の馬場道左右に鎮座していたが
現在は境内に遷されている。
鳥居 ![]() | 神門 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿 |
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本社は延喜式(今より約一千百年前)神名帳に記載された由緒ある神社であります。奈良朝末期大和國城上郡三輪山鎮座の大神神社の御分神を大神の朝臣と云う人が土師の森と稱せられる比の地に勧請し本社を崇祀すと伝えられ創建の年代は詳らかではないが上古以来備前の国の著名な神社として数えられています。 −『平成祭データ』− |
