[HOME]  >  [神社記憶]  >  [中国地方]  >
メニューを消去する。ページを印刷するために。 印刷用ページ


櫛色天蘿箇彦命神社
くしろあめのこけつひこのみことじんじゃ
島根県浜田市久代町1559  Zenrin Data Com Maps display !!


櫛輪に玉

式内社 石見國那賀郡 櫛色天蘿箇彦命神社
旧村社

御祭神
櫛色天蘿箇彦命
配祀 大年神 御年神 護國の英靈

島根県浜田市にある。
久代駅の北西300mほどの久代に鎮座。
9号線から久代川を南へ100m遡り、
旧県道を西へ200m進むと、道路の南側に境内がある。

境内は山麓の森。苔むした階段を登ると鳥居。
懐の深い境内で、中央に堂々とした社殿が立っている。

当社の社号・櫛色天蘿箇彦命神社は、
「くしろあめのこけつひこのみことじんじゃ」と読む。
「くしろあめのこけひこのみことじんじゃ」と読む場合もある。
一般には、櫛色神社と略称されている。

創祀年代は不詳。

『石見年表』には、
「大同二年(807)三月櫛色天蘿箇彦命神社ヲ遷」とある。
祭神は、櫛色天蘿箇彦命。
石見の海岸部を根拠地とした櫛色一族が、
その祖を祀った神社らしい。
櫛色天蘿箇彦命は、彦竟邪都命(比古意邪豆命)とも呼ばれ、
天足彦国押人の後裔。

ただし、境内の案内にあるように、彦竟邪都命住吉大神と書かれ、
住吉大神と同神とする説もあるようだ。

元は、久代字稲葉に鎮座していたが、
大正七年、火災により全焼したため、
大正十年、現在地に再建・遷座された。

配祀の大年神御年神は、
久代字庵の上に鎮座していた、村社・大年神社を
明治四十四年に合祀したもの。

境内で、神紋は確認できなかったが、
『式内社調査報告』には、「五三桐」とあり、
『神国島根』には、「五三桐」と「櫛輪の中に玉」とあった。
改めて、撮影してきた写真を眺めていたら、
本殿の屋根瓦に、亀甲の中に丸が幾つか描かれた珍しい紋があった。
その紋が、「櫛輪の中に玉」であるかどうかは不明だが、
面白いので掲載しておく。いつか確認しに行く予定。

境内社は2つ。
境内に入ってすぐ、右手に恵比須神社。
境内左手に大元神社。


境内入口

鳥居

社殿

境内左・大元社

本殿

境内右・恵比須社

一、社銘櫛色天蘿箇彦命神社
一、祭神彦竟邪都命住吉大神
大年大神
一、例祭十月十七日・十八日
由緒
當社は延喜五年制定の延喜式神明 帳に登載せられてある延喜式神社 石見の国三十四座の内の一座である
主祭神彦竟邪都命は古代石見地方 に栄えた櫛色族の祖天足彦国押人 命の後裔であって歴史的名社である
社地は元稲葉の地にあったが大正 十年現地に遷した 明治五年 村社に列格 昭和二十八年九月 三十日宗教法人神社本庁に従属して 現在に至る

−参道案内板−


御祭神 櫛色天蘿箇彦命 大年神 御年神  元大字久代字稲葉に鎮座、 延喜式石見国34座の内式内神社にて重要な古社である。櫛色族の祖で ある天足彦国押人命の御子を祭神とし益田市久城鎮座久城賀姫命神社と 関係が深い。大年神御年神伊二神は大字久代字庵の上に鎮座大年神社称 していたが明治44年11月22日櫛色神社に合祀し櫛色天蘿箇彦命神 社と称す。大正7年7月3日全焼、大正9年11月再建現在地に遷座鎮祭した。

−『平成祭データ』−



【 櫛色天蘿箇彦命神社 (浜田市) 】

ボーダー




中国地方
japanmap
全国 北海道・東北地方 関東地方 甲信越地方 北陸地方 東海地方 関西地方 中国地方 四国地方 九州・沖縄地方
鳥取県

島根県
安来市
隠岐郡 隠岐の島町
隠岐郡 海士町
隠岐郡 西ノ島町
隠岐郡 知夫村
雲南市
益田市
江津市
出雲市
松江市
仁多郡 奥出雲町
大田市
浜田市
邑智郡 美郷町
邑智郡 邑南町

岡山県
井原市
岡山市
加賀郡 吉備中央町
笠岡市
玉野市
高梁市
小田郡 矢掛町
真庭市
瀬戸内市
赤磐市
倉敷市
総社市
津山市
備前市
美作市

広島県

山口県