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鵜江神社
うのえじんじゃ
岡山県小田郡矢掛町西川面字宮本1334

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式内社 備中國小田郡 鵜江神社 |
岡山県矢掛町にある。
井原鉄道・矢掛駅の西2Kmほどの西川面に鎮座。
486号線から数百メートル北上した所、
星田川の西に、田に面して南向きの境内がある。
参拝は年末の休日。
境内では、地元の方々が迎春の準備中で、
ちょうど鳥居に国旗を掲げていたので、
遠慮して、少し遠くから撮影。
ということで、鳥居や境内正面からの写真は撮っていない。
邪魔にならないように境内に入り、
軽く参拝して、数枚の写真を撮っただけ。
境内に入ると正面に神門があり、
神門から拝殿まで廊下が続いている。
拝殿の後方には、流造の本殿があるのだが
全体が真赤というか真朱の本殿。
屋根も柱も壁も、すべて朱色だった。
社号の「鵜江」は、「うのえ」とも「うごう」とも読まれるようだ。
社伝によると、
仁徳天皇の勅令により、吉備津神社五社の神殿、
ならびに七十二の末社を創建した、その末社の一社。
祭神は吉備津彦尊だが、
一説には当地の国神・樂々森彦命。
垂仁天皇の御代、吉備津彦命が温羅という賊を退治した時
水際に逃げた温羅を、樂々森彦命が見事に捕らえ、
その姿が鵜のようであったといい、その功によって鵜江神という。
往古は神領も多かったが、
中世になって、神領を近辺の武士に掠め取られて衰退。
また、渡辺河内守が祭祀を行い、社殿を修造していたが
渡辺家が絶えて後は、衰微したという。
近世になって小田郡川面村ほか七カ村の産土とされ、本地は薬師仏。
明治五年、郷社に列した。
境内には、小祠が点在し、石も祀られている。
具体的な社名を確認していないが、
『式内社調査報告』には、以下の社名が記載されている。
厳島神社、黒丸神社、暁神社、若宮神社、里吉神社。
『平成祭データ』には、上記の他に以下の社名が記載されている。
大社神社、伊勢宮神社、天神社、星王神社、朔明神社、
社域 |
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境内神門 ![]() | 廊下が拝殿まで続く ![]() |
小祠が点在 ![]() | 拝殿 ![]() |
すべて朱色の本殿 |
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