![]() |
|
|
賣沼神社
めぬまじんじゃ
鳥取県鳥取市河原町曳田字上土居169

|
||
鳥取県鳥取市(旧河原町)にある。
河原駅の西4Kmほどの曳田に鎮座。
日本海から千代川を遡り、支流曳田川へ入った場所。
東西に流れる曳田川の北岸にあり、
境内のすぐ横を曳田川が流れ、
東側の土手は八上姫公園になっている。
創祀年代は不詳。
祭神は、八上姫命。
『古事記』によると、大国主命と兄弟八十神が、
この八上姫命に求婚しようと、当地を訪れた。
途中、大国主命は、八十神に騙されて傷ついた白兎を助け、
白兎の予言通り、八上姫命を娶ったという。
当社から千代川を下った地名に、その名残が残っている。
大国主命が恋文を書いた場所が、倭文(北4Km)。
大国主命が、担いでいた袋を捨てた場所が、袋河原(北2Km)。
二神が結婚した場所が円通寺(北3.5Km)。
社名は、「賣沼」だが、「比賣沼」が本来の社名で、
「比」の脱字であるという。
別名、八上賣神社、西日天王。
対岸の梁瀬山中腹に、前方後円墳があり、
旧社地は、古墳の近くにあったらしく、
八上姫命の神廟とする説もある。
神紋は、社殿の幕や、本殿の屋根についていた桜。
公園がすぐ側にあり、社前が駐車場。
無茶苦茶に明るい、綺麗な遊歩道になっている。
八上姫公園 |
![]() |
境内入口 ![]() | 境内 ![]() | 境内から参道 ![]() |
社殿 |
![]() |
狛犬 ![]() | 狛犬 ![]() |
熊野神社 ![]() | 本殿 ![]() | 境内社 ![]() |
本殿 |
![]() |
式内社 賣沼神社
一、祭神八上姫命由緒「延喜式神名帳」に「八上郡賣沼神社」 とある神社でありまして、中世より「西 日天王」といっておりましたが、元禄年間 よりもとの賣沼神社という名にかはりま した。御祭神は「八上姫神」でありまして 御祭日は十月一日を大祭としております 「古事記」の伝えるところによると、出雲 国の大国主神は八上姫神をオキサキにな さろうとしてこの因幡国にお出になりま した。途中で白兎の難をお救いになりま して、この白兎神の仲介で八上姫神と首 尾よく御結婚になりました。この神話伝 説は漂着した外地の舟人たちが千代川を さかのぼって、まずこの曳田郷をひらい たことに間違はありません。対岸山麓の 前方後円墳を神跡とするのも決して単な ることとは云えないようであります。 −境内案内板− |
【 売沼神社 賣沼神社 (鳥取市) 】
