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山邊八代姫命神社
やまべやしろひめのみことじんじゃ
島根県大田市久利町久利1499

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島根県大田市にある。
山陰本線・大田市駅の南西約3Km。
道ナリに5.5Kmほどの久利町久利に鎮座。
375号線を南下し、46号線に入って南西へ3Km進む。
46号線から西へ入り、銀山川を渡ったところ。
道に面して境内入口があり、
「山邊八代姫命神社」と刻まれた社号標が建っている。
境内は生垣に囲まれていて、
入口を入り鳥居をくぐると、正面に大きな拝殿がある。
拝殿の後方、高い場所に春日造の本殿。
社殿は木造だが、屋根瓦はオレンジ色。
社殿周囲は緑に覆われて、美しい境内だった。
参拝は、よく晴れた九月の連休。
社伝によると、
延暦二年(783)、大和国宇多郡山辺笹幡宮
(宇陀郡・篠畑神社、元伊勢の一社)より勧請された古社。
式内社・山邊八代姫命神社の論社の一つ。
もとは、久利町と大屋町の堺にある
鬼村八代谷にあったと伝えられ、
宮跡(社殿跡)が現在も残っているという。
そこから、氏宮の地に遷り、さらに現在地に遷座したという。
もとの鎮座地・八代谷では、
祭祀用の須恵器の壷が発掘されたらしい。
篠畑神社からの勧請ということで
現在の祭神は、天照大神。
異説としては、単に氏神とするもの、
大己貴命の后神とするもの、武田折命ものなど。
社号から、山邊八代姫命であることは明らかだが、
山邊八代姫命とはどなたなのかという点で異なるようだ。
明治六年に村社となり、
明治四十一年、同じく村社・桜井八幡宮と合祀した。
境内の右手に、境内社・粟島神社(少彦名命)がある。
境内社にしては大きく、拝殿・本殿を持つ神社。
婦女子の守護神、また医薬の神として崇敬され、
一願成就の宮と呼ばれていたらしい。
何か願い事をしておけば良かった。
境内入口 |
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鳥居 ![]() | 拝殿 ![]() |
社殿 ![]() | 境内社・粟島神社 ![]() |
本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
山辺八代姫命神社
境内社 粟島神社
婦女子の守護神、また医薬の神と
して古来崇敬あつく、江戸時代の
末には、一願成就の宮と呼ばれ、
ねがいごとのかなう神として、石
東一帯から多数の参拝者でにぎわ
ったと伝えられている。−社頭案内板− |
【 山邊八代姫命神社 (久利町) 】
