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川上神社
かわかみじんじゃ
島根県松江市上本庄町921
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島根県松江市にある。
松江駅の北東10Kmほどの上本庄町に鎮座。
美保関へ431号線を進み、
本庄川を越えたあたりで左(北)へ入る。
500mほど進むと、川の横に境内がある。
早朝、日の出の頃に、何となく参拝した神社。
鳥居の写真がないのは、
撮影し忘れたからか、見逃したのだろう。
境内の中央に瓦葺の拝殿があり、
拝殿内部の扁額には「川上大明神」とある。
本殿は春日造変態。本殿の床下は板で囲まれた珍しい形式。
創祀年代は不詳。
式内社・河上神社に比定されている古社で、
出雲国風土記に「川上社」とある神社。
社伝によると、神代の昔、大己貴命が千酌地方の賊退治の途次
この川辺の石に腰かけて休息をしたという。
後、暴風雨によって大洪水となり、
里人が避難して、山上より眺めたところ
濁流の中に光るものを発見。
調べてみると、大己貴命が腰かけた岩があったという。
そこで、その霊石を祀ったのが当社の起源。
その後、 高龗男命を勧請して水災火災の患を免れ
稻田姫命を配祀して、郷土民衆の繁栄を祈ったという。
境内には境内社の祠が並んでいるが詳細は分からない。
『神国島根』には、水上登神社(大山祇命)の名前があり、
『式内社調査報告』には摂社として、
水上登神社と日吉神社(稻田姫命)の名が記されている。
二つ並んだ大きな境内社が、二つの摂社だろう。
他に、倭文神社や上戸と呼ばれる小祠があるらしい。
『式内社調査報告』には、神紋は「亀甲の中に│││」。
「川」の字だそうだが、社殿には地紙紋。
『神国島根』にも「二重亀甲地紙」と書かれている。
拝殿 | 拝殿内扁額 |
本殿 |
境内社 | 境内社 |
境内社 |
【 川上神社 (松江市) 】