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比那神社
ひなじんじゃ
島根県出雲市姫原町394
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式内社 出雲國神門郡 比那神社 |
JR出雲市駅の北1Kmほどの町中にある。
駅から、真直ぐに北上し、出雲市役所の横を通り、
2・300mで右折。
アパートの隣に社号標があり、奥に続く参道があり、
境内に姫原集会所がある。
創立年代は不詳。
式内社・比那神社に比定されている古社だが、
江戸時代までは、藪の中に石を祀っただけの寂しい状態だった。
岸崎佐久次が貞享2年(1685)に祠を造営し再建した。
源頼朝の八幡信仰により、出雲に八所の八幡宮が勧請された。
隣町の白枝に、建久七年に八幡宮が勧請され、
周辺の住民は、すべて八幡宮の氏子となったため、
出雲風土記記載の、比奈社、大山社、阿利社等の祭祀が断絶した。
祭神は比那鳥命とされているが、女神という説もある。
比奈良志毘賣神は、闇淤加美神の姫で、大国主命の曾々孫と結ばれた神。
神紋は、『式内社調査報告』では、片喰(かたばみ)とあったが、
拝殿内の提灯や、本殿の瓦には柏のような紋様がついていた。
周囲の開発によって、狭くて細長い境内だった。
参道と鳥居 | s社殿内部 |
社殿 |
境内に祀られている石 | 本殿 |
比那神社
当社は出雲風土記(七三三年)及び延喜式に
所載の古社にして御祭神は比那鳥命 別名を
武夷鳥命 武日照命とも申し日本書紀に明ら
かなり 即ち天照大神の御子天之穂日命を
父神として天孫降臨に先立ち この出雲国に降
りて大国主命に対し国土奉献の使者の任務を
平和裡に遂行された軍使の神で後、此処比那原
の地に宮造りし鎮座し給う
−境内案内板より− |
【 比那神社 】