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朝田神社
あさだじんじゃ
山口県山口市矢原1241
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旧郷社 |
山口県山口市にある。
矢原駅の南西300mの高畑地区に鎮座。
棋野川と吉敷川に挟まれた平地。
小学校の近くに参道入口があり、
300m近いまっすぐな参道が続く。
当社は、周防五宮だが、鳥居扁額には「玉祖五宮」と刻まれている。
玉祖神社は周防一宮だ。
参道を歩くと、こんもりとした社域の森がある。
参拝は朝日の昇る頃。社名にピッタリな時刻だが、逆光なのだ。
眩しい陽射しを避けて、急いで森に入ると、涼しい木蔭。
木々の奥に、神門が見える。
神門の奥に拝殿があり、後方に本殿。
当社は、明治三十九年に大歳周辺の以下の七社が合祀された神社。
旧郷社・朝田神社。
現在の社名はこの社から取られたものだが、
鎮座地は、現在地よりもっと西の朝田地区であった。
創祀年代は不詳。
五ノ宮大明神とも呼ばれた周防五宮。
室町時代の明応六年(1497)に大内義興の五社参詣の記録が残る古社。
高井地区に鎮座していた、旧村社・八幡宮。
創祀年代は不詳だが、宇佐八幡宮よりの勧請らしい。
勝井地区に鎮座していた、旧村社・熊野神社。
大内弘世が、紀伊国熊野神社より勧請したという。
黒川地区に鎮座していた、旧村社・八幡宮。
山城国男山八幡宮(岩清水八幡宮)よりの勧請。
現社地に鎮座していた、旧村社・住吉神社。
摂津国住吉神社からの勧請。
今井地区に鎮座していた、旧村社・若宮八幡宮。
鎌倉時代に宇佐八幡宮よりの勧請。
上湯田地区に鎮座していた、旧村社・八幡宮。
創祀年代は不詳だが、鎌倉の鶴岡八幡宮よりの勧請。
神紋について、『山口縣神社誌』には不詳とあるが、
境内には花菱の紋が見られた。
でも、神紋かどうかは不明。
鳥居 | 参道 |
社域 |
境内入口 | 神門 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
朝田神社 (周防五の宮)
−境内由緒書き− |