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坂手國生神社
さかてくなりじんじゃ
三重県度会郡玉城町上田辺
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式内社 伊勢國度會郡 坂手國生神社 |
田丸駅と外城田駅をつなぐ道の中間の田辺から、
玉川へ抜ける道を北上すると、左手に入口が見える。
参道は石で敷き詰められ、なかなかに美しい。
皇大神宮の摂社で、式内社・坂手國生神社に比定されている古社。
垂仁天皇の御宇、倭姫命によって祀られた神社。
中世末期には廃絶して所在不明となっていたが
寛文三年、数多の候補地の中から社地を定めて再興された。
よって、再興以前に当地に鎮座していたかどうかの確証は無く、
もっと西にあったという異論もある。
参道入口 | 石畳参道 |
境内 |
境内 |
境内 | 社殿 |
延暦の儀式帳の撰進時には坂手社と
して存し、『倭姫命世記』の著されたころには倭姫命の行
幸の際に定められたとの所傳が存してゐたが、近世初期に
はその所在は失われてゐたと考へられる。しかし、寛文三
年に行はれた諸摂社の再興の際当社もその対象となり、復
興のための調査が行はれたが、「数多」の土地が候補とし
てあげられたものの、「神書」と合致する場所はなく、た
だ上田邊村の乾方五六町の地点が方位ともに期待したとこ
ろと一致し、ここに社地が定められたことがわかる。
−『式内社調査報告』− |
【 皇大神宮摂社 坂手國生神社 】