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粟皇子神社
あわみこじんじゃ
三重県伊勢市二見町松下字鳥取1687−2
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式内社 伊勢國度會郡 粟皇子神社 |
JR参宮線池の浦シーサイド駅あたりから池の浦へ向かう。
突き当たりの山の上に有るホテル池の浦荘の裏から海岸へ降りたあたり。
場所がわからなかったので、ホテルのフロントで聞くと、
ホテルの中を横切り、裏庭からの道を教えてもらった。
ホテルの左側から裏へ回り込むとその道に出るようだ。
道は狭いが車で近くまで行ける。
垂仁天皇二十六年、
倭姫命が天照大神を五十鈴宮に鎮祭された後に創祀したと伝えられ。
式内社・粟皇子神社と伝承されたいる古社。
天照大神への御贄奉仕の神を祀った神社。
祭神は、須佐乃乎命御玉道主命。
須佐之男命の御子とされる道主命で、宗像三女神のことらしい。
なぜ、粟皇子じゃないんだろう。
後に衰退したが、元禄五年に再興されたという。
もとは沖にある中之島に鎮座していたと伝えられているが
中之島に社殿を設けることができず、浜辺に建設。
さらに、正徳二年(1712)、風水害により再び現在地に移転した。
ただし、中之島は狭すぎるので古社地として適当でないとして、
対岸の鳥羽市小浜町が古社地であるとする説もある。
『倭姫命世記』には当社の祭神に関する記述が2箇所。
倭姫命が伊介浦御巡幸の際に奉迎・奉饗した「淡海子神」。
雄略天皇の御世に定められた「須佐乃乎命御玉道主命」。
ホテル池の浦荘は、2003年に閉館され、
現在は、海の蝶というホテルになっているらしい。
社域 |
社殿 | 大福神 |
境内 |
天照大御神と素戔嗚尊との誓約によって生まれた女神。別名淡海子神と呼ばれ海岸鎮護の神と伝えられる。
− 『伊勢の神宮百二十五社めぐり巡拝地図』− |
【 皇大神宮摂社 粟皇子神社 】