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豆塚神社
まめづかじんじゃ
静岡県伊豆の国市北江間3
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式内社 伊豆國田方郡 石徳高神社 |
静岡県の伊豆の国市にある。
伊豆箱根鉄道の韮山駅から西へ1.5Kmほどの北江間に鎮座。
狩野川にかかる松原橋を越え、
134号線を西へ800mほど進むと、
交差点の北西角に、境内がある。
境内入口は東向き。
数段の階段を登ると、鳥居が建ち、
鳥居の左脇に社号標。
こじんまりとした境内西隅に社殿があり、
社殿の横に、ヒョロっとした一本の木が見える。
昔はもっと木々の茂った杜だったようだが
境内の木々は、綺麗に刈り込まれている。
創祀年代は不詳。
往古は、当社の南西にある大男山(雄徳山)
山頂に鎮座していたという。
後、大男山西麓にある、現在の珍野に分祀された。
『伊豆国神階帳』に「従四位上 にゐのゝ明神」とある古社で、
鎮座地の新野(にゐの)がシムノと読まれるようになり
珍野という地名になったらしい。
その後、珍野から丸山へ、
丸山から町屋(現在地)遷座された。
その時期は不明だが、一説に北條義時の頃だという。
当地は北條義時の本貫の地であるらしい。
守山の地に分祀された守山八幡宮とともに
式内社・石徳高神社に比定されている。
社殿横の木の根元は、小型の円墳であるらしく、
その前に石祠などが並んでいるが
詳細はわからない。
だから「豆塚」というのだろうか。
社域 | 境内入口 |
境内 |
境内の石祠 | 社殿 |
由 緒
創建の年代は詳でないが明細帳に
依れば大明神と書いた古額あり、
又文明四年と記した神器あり。昔
は雄徳山大男山に鎮座せしを幾度
か遷祀し江間小四郎平義時は崇敬
厚く現地豆塚に遷し大明神と稱せ
り。明治六年九月郷社に定められ
大祭には県よりの奉幣便により神
事を行う。往時は江間郷北條郷は
一郷にて狩野川の流れが中間を流
れる様になり、總鎮守を江間郷に
北條郷は守山の地に遷し祀った。−社頭案内− |
【 豆塚神社 (伊豆の国市) 】