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園相神社
そないじんじゃ
三重県伊勢市津村町字白木
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式内社 伊勢國度會郡 園相神社 |
県道22号線の東そばにある。22号線の西には宮川。
少し北へ行くと伊勢自動車道がある。
道路沿いのこんもりとした森の中なので、すぐにわかる。
鎮座地名が白木なので、「シラキさん」とも呼ばれている。
内宮の摂社の一つで、
式内社・園相神社に比定されている古社。
倭姫命が天照大御神を奉じて巡幸の途次、
園作神が御園地を奉献した事により、園相社が定められたという。
中世になり、衰微・廃絶していたが、寛文三年、城田郷積良に再興。
ただし、その地には昔から社など無かったという意見があり、
旧社地を踏査した結果、元禄七年、現在地に遷座した。
以前は御前社と二殿あったが、一つになったらしい。
参道 | 参道 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
『皇大神宮儀式帳』には、「倭姫内親王定祝」
とある。又、『倭姫命世記』(垂仁天皇春三月條)に、
(前略)干レ時久求都彦白久。吉大宮処有白支。其処幸行
志天。園作神参相天。御園地進支。其処悦給。園相社定給支
とあり、巡幸の途次、園作神が御園地を奉献した事により、
園相社が定められたといふのである。尚、当社は「大神宮式」に於いて、使を遣して修造する 社十二処に列し、又『皇大神宮儀式帳』に於いても、小朝 熊神社に次いで当社が位置し、鴨神社、田邊神社(田乃家神社)、蚊野神 社、湯田神社と共に、造神宮使により造替の行なはれる六 社に列し、官帳社二十五社の中でも重要な社であつた事が 窺はれる。 −『式内社調査報告』− |
【 皇大神宮摂社 園相神社 】