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山末神社
やまずえじんじゃ
三重県伊勢市豊川町

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式内社 伊勢國度會郡 山末神社 |
正確には、豊受大神宮(外宮)域内にある。
外宮から南東の方向。
境内入口から東には田上大水神社の森が見える。
入口から北東に道を進めば、度会大国玉比賣神社・伊我理神社がある。
創祀年代は不詳。
豊受大神宮の摂社で、式内社・山末神社に比定される古社。
中世以降は廃絶していたが、
寛文三年、社地を選定して、現社地に再興された。
社殿前の鳥居は、南向き(?)のため、参拝者の方向を向いていない。
神宮の摂末社は、ほとんど南向きだ。
境内 |
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さて、当社創立の由緒については『倭姫命世記』等の倭
姫命の遷幸説話に中では何も記されてゐない。ただ『倭姫
命世記』の垂仁天皇廿五年三月條に飯野高宮からいよいよ
南勢へ遷幸の折「南山末見給波。吉宮處可有見由止詔天」と
か、「其嶋坐弖。山末河内見廻給天」などと記し、最終的な
吉宮處を求めるための条件として、「山末」といふことが
大きな意味を持つてゐたのかも知れない。
−『式内社調査報告』− |
【 豊受大神宮摂社 山末神社 】
