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天御子神社
あまみこじんじゃ
静岡県磐田市見付2990

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式内社 遠江國磐田郡 天御子神社二座 |
静岡県磐田市にある。
磐田駅の北1Kmほどの見付に鎮座。
56号線と43号線に挟まれた場所にある。
43号線から緩やかに登る坂道の途中に、南向きの参道入口。
50mほどの参道を歩くと、正面に社殿が1つ。
周囲にはマンションの建つ、街中の小さな神社。
新しい社殿の後方は、一面、草に覆われ、
一本の巨木(ヤマモモ)が枝を広げている。
創祀年代は不詳。
社伝によると、一条天皇の正暦二年(991)に、勅を奉じて
天下泰平五穀豊穣の舞車神事が行われ、
よって、舞車神社とも称したという。
この神事に関しては、謡曲・舞車として残ってるらしいが
詳しくは知らない。
境内案内によると、祇園社と一体となっており
現在の祭神は、祇園社の素盞嗚尊と櫛稻田姫命。
天御子神社の本来の祭神は、
天御子命とも天穂日命とも考えられているらしい。
式内社・天御子神社二座に比定されている古社であるから、
祭神は二柱のはずだ。
社殿の屋根の中央に、三つ巴の金も神紋が付けられている。
参道入口に建つ社号標にも、社殿の幕にも同じ紋が付けられているので、
たぶん、これが当社の紋だと思う。
参道入口 ![]() | 参道 ![]() |
社殿 |
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社殿背後の木 ![]() | 社殿 ![]() |
見付三社
・矢奈比売神社祭神 ・矢奈比売命 ・菅原道真 他四柱 ・淡海国玉神社(総社)見付 主祭 ・大国主命ほか十六神 護国豊穣ほか全て 千三百年の昔より総社にお参りすると遠州すべてのお宮にお参りしたことと同じになります ・天御子神社 中央町 祭神 ・素戔嗚尊 ・櫛稲田姫命 病気退散の神として祭られる 三社にお参りしましょう −境内案内より− 市指定文化財 天御子神社のヤマモモの木
天御子神社は、現在祇園社と一体となっているが、「延喜式神名帳」にみられる
由緒ある神社で、起源は平安時代までさかのぼる。淡海国玉神社と深いゆかりがあ
り(摂社)、矢奈比売神社や淡海国玉神社とともに見付を代表する神社の1つ。ヤマモモの木は、樹勢が良く、常緑を茂らせている。幹は地上2mあたりで二股 に分かれ、うち1本は空高く伸び、さらにいくつかの幹に分かれる。胸高周囲、樹 高ともに県下9番目の大きさを測り、市内では最も大きい。ヤマモモは雌雄異株の 常緑樹で、実は食用となるが、このヤマモモは雄株である。 胸高周囲:4.4m、樹高:15.5m、推定樹齢:200〜300年 平成3年11月3日指定。天然記念物 −境内案内より− |
【 天御子神社 (磐田市) 】
