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小坂神社
おさかじんじゃ
静岡県伊豆の国市小坂378

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静岡県伊豆の国市にある。
伊豆箱根鉄道・田京駅の西1.5Kmほどの小坂に鎮座。
狩野川にかかる大門橋を渡り、414号線から南に入る。
小坂集落の奥、西側の山の麓に、というか谷に境内がある。
境内まで200mほどの直線の道が続いているが、
すべて参道だろうか。であれば昔はかなりの大社だったのかも。
参道を突き当ると、
「小阪神社」と刻まれた社号標が建っている。
その奥に、鳥居。
鳥居扁額には「子神宮」と刻まれている。
鳥居をくぐると、砂利の境内。
境内奥、石組みの上に社殿があり、階段下にもう一つの鳥居。
拝殿屋根瓦には「小坂神社」と名前が付けられている。
社殿はコンクリート製になっているので
最近、かなり手を加えて整備されたのだろう。
境内も綺麗に整備されており、あまり樹木が茂っていない。
拝殿の後方には、コンクリート造の本殿があるが、
ひょっとすると覆屋かもしれない。
当社の南西に葛城山(452m)があり、
北麓から葛城スカイライドという名のロープウェイが山頂まで。
創祀年代は不詳。
以前は、子(ネ)ノ神と言われ、子神宮とも称されていた。
『式内社調査報告』には、本殿は天明五年(1785)の建築とあり、
本殿の中の正殿の左右に、小さな別殿が2つあるらしい。
この別殿の左側に、葛城神社が合祀されている。
この葛城神社は、式内社・倭文神社の論社。
もとは葛城山上にあったが、社殿が朽ちたので
山麓の常楽寺の寺域に遷し、小祠に祀られていた。
この常楽寺が廃寺となったので、明治六年、小坂神社に合祀された。
昭和三十六年、葛城山にロープウェイが建設され
電鉄会社によって、山上に葛城神社という新しい神社が建てられたが
当社合祀の葛城神社とは無関係だそうだ。
拝殿の右手に、昔の屋根瓦や鳥居扁額が置かれていた。
境内には、石祠が一つあるが詳細は不明。
参道北側には、祖霊社がある。
参道 |
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鳥居 ![]() | もう一つ ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
昔の屋根瓦や鳥居扁額 |
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境内石祠 ![]() | 祖霊社 ![]() |
